去る4月15日、SDGsの達成に向けて、当所は、小牧市やNPO法人こまき市民活動ネットワーク、小牧青年会議所、東春信用金庫、東京海上日動火災保険の6者の包括連携協定を締結しました。これに合わせ、当所では、東春信用金庫と連携してビジネス視点による「企業の持続可能な経営目指す! SDGs セミナー」(詳細同封チラシ)を開催します。
今号のSDGs実践例紹介:住友理工株式会社 | ||
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きっかけ 住友理工グループでは創業以来、住友事業精神が謳う「信用確実」「不趨浮利( ふすうふり)」を忠実に守りながら、世界中で必要とされる“Global Excellent Manufacturing Company” への飛躍を目指してきました。この住友事業精神こそ SDGs に通ずるものであり、SDGs という言葉ができる以前からその精神のもとで活動をして います。また、2014年にいち早く国連グローバル・コンパクト(UNGC) に署名、国連グローバル・コンパクト・ジャ パン・ネットワークへ加入したことにより、さらに SDGs への取り組みが加速しました。現在進めている「2022 年 住友理工グループ Vision(2022V)」の策定時に SDGs を軸に目標設定を行い、社会課題を見据えた積極的な提案と、お客様との強固なパートナーシップのもと、モノづくりの技術革新による独自の付加価値を加え、社会価値の創造を図っています。 |
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2つの秘訣 |
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結果 SDGs などに代表される社会課題に対し、当社の製品・技術が、顧客の製品に組み込まれ利用されるだけでなく、エンドユーザーに直接使用いただくケースも増えてきました。このような中、コロナ禍によって、さらに持続可能な社会の実現に向けた製品づくりの要請が増えていることを実感しています。 |
★具体的な取り組み
「ファインシュライト」の開発 | |||
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当社は、高断熱フィラー「シリカエアロゲル」 の塗料化に成功し、2020 年に薄膜高断熱材「ファインシュライト」を開発しました。 不織布シートタイプで非常に薄く、熱源に貼り付けることで放熱を抑制し、工場・設備での燃料や電力などのエネルギー消費の節約に貢献しています。 |
小牧市でフレイルチェック | ||
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昨年10月より、小牧市と締結した協定に基づき、当社のフレイルチェックシステムを使った健康づくり事業を推進しています。「フレイル」とは、加齢とともに心身が弱り、要介護に近づいた状態 を指します。昨年度は小牧市東部地区で暮らす 60歳以上の市民約130人を対象に実施。 今年度も地域を広げて測定会を開催予定です。SDGs 未来都市に選定された小牧市の施策を協働で進めています。 |
★会社概要
住友理工株式会社 TEL: (代表) 0568‐77‐2121 | |
1929年に創業し、愛知県小牧市に小牧本社・製作所を置くモノづくり企業です。2014年に東海ゴム工業から社名を変更しました。自動車( モビリティ) 分野では、振動を制御 する世界トップシェアの防振ゴムなどを製造。インフラ・住環境、エレクトロニクス、ヘルスケア の各分野でも事業を展開しています。世界20ヶ国以上に広がるグローバルネットワークを 活用して、人・社会・地球の安全・快適・環境に貢献する“Global Excellent Manufacturing Company”を目指しています。 |
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代表取締役 執行役員社長 清水和志 |
★中小企業診断士のコメント
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一般社団法人中小企業支援ナビ代表理事 中小企業診断士 長谷川 雅彦 SDGs 世界を実現するには、世界中の企業による様々な技術革新が不可欠です。住友理工(株)もその1社として更なる商品開発に期待が高まります。 |